8月21日に日本武道館で開催された「令和の日本型学校体育構築支援事業講習会」に初めて参加させていただきました。全部で四つの講習で構成され、始めは自己決定を促すための指導をテーマとした講義でした。この講義の中で、話を聞くだけではなく実際に役割を決めマイクロコーチングを行いました。私が通っていいる大学の内容とこの講義の内容とで重なる部分がとても多く、指導を行うにあたってのイメージが出来たので将来に向けての良い経験が出来ました。私が特に共感した部分としては、午後の本部道場の3名の指導員の先生方と実際に体育教師を現役で行われている方からの、模擬授業・指導法でした。せん先生方が共通して大事にされていたのは「児童生徒がどれだけ安全に合気道を学べるのか」ということでした。
学校授業の中では生徒たちの安全が何より大切だということで、初めて合気道を知る人もいれば、選択の授業の中で消去法で選んできた人もいる中、やはり初めてみる児童生徒は恐怖心がくることが多いとおっしゃっていました。そこで、遊びを交えた受けの練習、受けをするために腹筋を面白おかしく鍛えるなどといった雰囲気作りから恐怖心を無くしていくことが重要だと感じました。そして、逆に合気道に興味がある、少し経験していた生徒児童に関しては、よりレベルの高い受け身の練習、技の応用(片手取りから両手取りなど)、くずしの体験などを取り入れることで、生徒児童たちの興味や意欲を高めることが出来ると学びました。以上の内容から、生徒児童の個々のレベルに合わせた段階で指導を行うことが重要だと学びました。これから教育実習が控えている中で今回の講習会で学んだことを活かせるように日々の稽古から実践していきたいと思います。